サケ鼻軟骨からプロテオグリカンを抽出

サケは日本国内で最も食経験が長く、食の安全性も確立されている食材です。
サケの鼻軟骨は氷のように透き通っているため氷頭(ひず)と呼ばれ、北海道・東北地方では主になますとして伝統的に食されていますが、その多くは廃棄されています。
本原料は、北海道のサケの鼻軟骨から抽出した非変性のプロテオグリカンです。
プロテオグリカンとは、人間や動物などの軟骨に存在する成分で、「プロテオ」はプロテイン＝タンパク質、「グリカン」は多糖類を意味しています。
プロテオグリカンは、コンドロイチン硫酸、デルタマン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン、ケラタン硫酸などのグリコサミノグリカンと呼ばれる硫酸化多糖がタンパク（コアタンパクと呼ばれる）に共有結合してできる広義糖タンパクの一種です。
動物の細胞外マトリックスや細胞表面に存在し、ヒアルロン酸やコラーゲン等の繊維質のマトリックスタンパク質と複合体を形成しています。