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たもぎ茸エキス末

北海道の伝統的食用キノコの良さを濃縮

たもぎ茸はアイヌ民族も古くから食べてきたヒラタケ科の食用キノコで、北海道の短い夏の間しか採れない貴重なものでした。
人工栽培技術の開発により、北海道の樹木のおがくずをベースとしたキノコ培地を培養ビンに充填して殺菌後、厳しく管理された無菌的環境のもと、自動制御で種菌を接種しています。
キノコの生育に最適な空調管理をしながら、大切に栽培されたたもぎ茸が原料です。
もちろん農薬などの使用もありません。このたもぎ茸の有効成分(βグルカンなど)を活用するために熱水抽出エキス化したのがこの原料です。
また、アミノ酸量が多く、美味しい出汁が得られることから全国各地の学校給食
にも採用されています。

食品表示名称例 ◎ たもぎ茸エキス、デキストリン
化粧品表示名称 タモギタケエキス、デキストリン
INCI Pleurotus Cornucopiae Extract、 Dextrin
起源原料 たもぎ茸
起源原料産地 北海道
製造地 北海道
成分 βグルカン
規格成分
機能性表示
摂取目安量 免疫賦活作用として 3g/日
期待される機能性 免疫賦活作用、メタボリックシンドロームの予防・改善、 抗疲労、皮膚の改善、アンチエイジング作用、 血圧降下作用など
用途提案 ◎ 化粧品原料として(抗酸化力など) ◎ ヘアケア用品に(自然免疫賦活作用) ◎ オーラルケア用品に(自然免疫賦活作用による抗菌) ◎ アンチエイジングドリンク(腸管自然免疫賦活作用による)
性状 淡黄褐色 の粉末
保管方法 直射日光を避け、冷暗所に保存
備考
  • 北海道産
  • 国産
  • 特許技術
  • GMP
  • アップサイクル
  • 美肌
特徴

■ 免疫賦活作用による疾患予防効果

34歳から64歳の男女47名の被験者をたもぎ茸エキス摂取群とプラセボ群に分け、二重盲検並行群間比較試験を実施し、たもぎ茸の免疫賦活作用について検証したところ、たもぎ茸エキス摂取群では、血清中のIFN-γおよびIL-12を上昇
させ、IL-10およびIL-13および他のサイトカインの血清レベルを低下させることがわかりました。
このことから、たもぎ茸エキスは、マクロファージのIL-12、IFN-γ経路によって、Th1表現型の増強を介して、免疫系を賦活する力を有し、種々の疾患の予防に有効である可能性が示唆されました。

 

■ 血圧降下作用/ACE活性阻害成分

高血圧症の大部分を占めるといわれる本態性高血圧症では、レニン - アンジオテンシン系という血圧調節機構が重要な因子と考えられています。

血液量の減少にともない、肝臓でつくられた血液中のアンジオテンシノーゲンが腎臓から分泌されるレニンという分解酵素の作用でアンジオテンシン I に変化し、さらにアンジオテンシン変換酵素(ACE)の作用でアンジオテンシン II となり、この物質が血管の収縮作用などにより強力な血圧上昇作用をもたらします。

たもぎ茸エキスには、この血圧を上げるアンジオテンシン II を生成する体内の変換酵素(ACE)の働きを阻害して、血圧が上がらないように作用する物質が存在することが明らかになりました。
(特許第4623996 号)

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一般消費者の方向けの資料ではありませんので、あらかじめご了承ください。